産休お金手当申請方法

産休中でもお金を貰いたい!給付金の申請方法について知っておこう

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産休中でもお金を貰いたい!給付金の申請方法について知っておこう

妊娠、出産、育児によって働けなくなり、その期間の収入が途絶えてしまうことに不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

 

妊娠中や出産時、産前産後、育児休暇中は、給付金などの形でお金をもらうことができます。
もらえるものはもらわないと損ですから、どのような種類の給付金があるのか、自分は該当するのかしっかりチェックして、全てもらうようにすると賢いでしょう。

 

こちらでは、妊娠中、出産時、産休中、育休中などにもらえるお金について、種類や申請方法をまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

産休や育休の間お金がもらえるって本当?

 

妊婦さん

 

産休の間に給料がもらえなくなってしまうと、困るという不安な気持ちの人も多いのではないでしょうか?
しかし、このページでは、そんな主婦のみなさんの不安を、取り除く情報をお届けするつもりです。

 

少子高齢化といわれており、子どもが減っている今の日本ですが、産休中・育休中にもお金がもらえる制度がいくつかあります。

 

しかし、制度があると分かっても、安心するのはまだ早いです。
出産や産休などに関するこれらの給付金は、自分から申請をしないともらえません。
何も手続きをしなくても自動的に振り込まれると勘違いをしていてはいけませんよ。
もらえるものはもらっておかなければ損ですから、この記事で給付金の知識をしっかり身に着けて、申請を行いましょう!

 

このページで紹介する給付金は、以下の5種類です。

 

@傷病手当金
A出産育児一時金
B出産手当金
C育児休業給付金
D児童手当金

 

今回は、育休中だけでなく、産休後や、育児の際にも申請できるものも書いてみます。
それでは、それぞれの給付金について、詳しく見ていきましょう。

 

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妊婦でももらえる可能性がある「傷病手当金」

 

妊婦さんと聞くと、どうしても産休が頭をよぎりますが、妊娠中も大変です。
ホルモンバランスによる体調不良や、妊娠高血圧症、通院などで、仕事を長期間休まざるを得ない妊婦さんも多いと思います。

 

このように、妊娠に伴う長期の休みをする場合は、「傷病手当金」をもらうことができる可能性がありますよ。

 

傷病手当金を受け取ることができる条件は、以下のとおりです。

 

@健康保険に加入しており、加入から1年以上が経過している
A仕事ができない状態と医師から診断を受ける
Bケガや病気がの原因が仕事に関係がない
C4日以上出勤をしない
D休業中に給与が支払われない

 

傷病手当金は本来、病気、けがなどによって仕事を休業した場合にもらえるお金です。
ですが、妊娠に伴う体調不良などの休業でも、認められます。

 

条件として、健康保険に1年以上加入している被保険者が対象となるので、国民健康保険に加入している人は対象外となります。

 

病気やけがで3日以上仕事を休んだ場合、4日目から最長で1年6ヶ月まで手当金をもらうことができます。
もらえるお金は、標準報酬日額の「3分の2」となります。
給料よりは金額は下がりますが、生活の足しにするには十分な金額を受け取ることができるのです。

 

傷病手当金はどのくらいもらえるの?

 

家計簿

 

では、傷病手当金はいくらもらえるのでしょうか。
例えば、標準報酬月収が27万円の人が30日間休んだ場合の傷病手当金の金額を計算してみましょう。

 

標準報酬日額は270,000÷30日=9,000円
傷病手当金として、その3分の2が支給されるので、1日当たり6,000円が支給されるという計算になります。

 

傷病手当金は、休んだ日数から最初の3日間を引いた日数分もらえるので、
30日間仕事を休んだ場合には、6,000×(30日−3日)=162,000円

 

つまり、標準月間報酬が27万円の人が30日間休んだ場合は、162,000円が傷病手当金として支給されることになるのです。
申請したほうが絶対におトクだと思いませんか?

 

傷病手当金の申請方法

 

申請には「傷病手当金支給申請書」という書類が必要です。
この書類には、申請する本人だけでなく、医師や職場に書いてもらう項目もあります。
医師に書類の記入を依頼する場合、2週間程度時間を要します。
担当のお医者さんには、早めにお願いしておきましょう。

 

書類が揃ったら、自分が加入している全国健康保険協会に書類を提出し、申請することになります。
大体の会社では、会社経由で全国健康保険協会に申請を行ってくれます。

 

妊娠で4日以上休む際には、まずは職場に相談してみましょう。
申請方法についても、あらかじめ調べておいてもらうと安心ですね。

 

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出産時にもらえるお金「出産育児一時金」

 

出産すると、「出産育児一時金」という給付金のを受け取ることができます。
金額は大きく、子供1人につき42万円も受け取ることができるのです!
出産のお祝い金のようなものですね。

 

以下のいずれの条件に該当すれば、出産育児一時金を受け取ることができます。

 

@出産した人が健康保険の被保険者になっている
A配偶者が健康保険に加入しており、配偶者の扶養に入っている

 

出産育児一時金は、子供1人につき42万円なので、双子や三つ子などの多胎児の場合には、子供の人数×42万円が支給されます。
(ただし、産科医療保障制度に未加入の医療機関での出産の場合には、40.4万円の支給となります)
出産時には、ベビー用品の準備や産院への入院費用、出産費用などさまざまなお金がかかるので、かなり心強い手当と言えるでしょう。
申請しなければ、もったいない!

 

赤ちゃんの画像

 

申請方法は、申請者本人・不要の場合は配偶者が、協会けんぽに請求を行うことです。

 

また……あまり考えたくはないのですが、出産育児一時金は、死産・流産・人工中絶の場合も、もらうことができます。
※ただし、妊娠4か月以上(85日以降)の場合に限ります。

 

参考までに、覚えておいてください。

 

出産費用を出産育児一時金でまかないたい場合には「直接支払制度」を利用しよう

 

出産育児一時金は、基本的には出産後に申請して受け取る手当金です。
しかし、出産にはお金がかかるので、出産育児一時金を出産や入院費用に、そのまま充てたい! という人もいると思います。

 

このように、出産育児一時金を出産前に受け取りたい人は、「直接支払制度」を使うことで、事前に受け取ることが可能になります

 

直接支払制度は、医療機関が直接協会けんぽに申請を行うことで利用ができます。
申請後は、協会けんぽから、直接医療機関に出産育児一時金が支払われるという方法です。
直接支払制度を利用したい場合は、一度お医者さんに相談してみましょう。
ただし医療機関によっては利用できない場合があるので、気をつけたいところ。

 

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産休時に給料がもらえない場合に受給できる「出産手当金」

 

先ほどは、傷病手当金についてお話をしました。
傷病手当金は、妊娠中の体調不良などで長期間仕事を休む時に申請できる給付金です。

 

ただ、本格的に産休に入り、長期間の休みに入る場合は、また別の給付金を受け取ることができます。
産休時に勤務先から給料をもらっていない場合は、健康保険から「出産手当金」が支給されるのです。

 

出産手当金がもらえるのは、健康保険の被保険者になっていることが条件です。
健康保険の被保険者なら、パートやアルバイトでも大丈夫ですよ。
ただし、国民健康保険の加入者(自営業者など)や、夫の扶養に入っていて自分で健康保険に加入していない人などは対象外となります。

 

産休時にもらえる「出産手当金」の対象期間や計算方法は?

 

親子の手

 

産休中に会社から給与の支払いを受けていない場合には、「出産手当金」をもらうことができます。
もらえる期間は、出産日の前42日間(※)〜出産の翌日から56日間までのうち、仕事を休んだ期間が対象です。
(※多胎妊娠の場合98日間となります)

 

万が一、出産予定日よりも出産が遅れても、遅れた日数分、支給の対象となるので安心して下さい。

 

産休の手当はいくらもらえる?

 

出産手当金の計算方法は
標準報酬月額÷30日で標準報酬日額を割り出し、その3分の2が1日の支給額となります。
だいたい、普段もらっている給料の3分の2程度はもらえると考えて良いでしょう。

 

例えば、標準報酬月額が27万円で出産前30日、出産後50日仕事を休んだ場合、出産手当金はいくらもらえるのでしょうか。

 

270,000÷30日で標準報酬日額は9,000円
3分の2が1日の支給額となるので、
9,000円の3分の2で、一日あたりの支給額は6,000円です。

 

休んだ日数は、30+50=80日
ですので、

 

6,000円×80日=480,000円

 

つまり、標準報酬月額が27万円の人が、出産前に30日出産後50日仕事を休んだ場合、もらえる出産手当金は480,000円です。

 

産休の手当はいつまでにどうやって申請するの?

 

出産手当金は、基本的には、産後の56日が経過してから申請をします
出産手当金の対象期間が終了してから申請する、ということですね。

 

出産後にまとめて給付金を受け取るのが一般的ですが、実は、出産前と出産後の、2回に分けて申請することも可能です。
2回に分けて受け取りたい人は、2回に分けて申請をする必要があります。

 

書類を記入する人

 

ただし、申請には、事業主からの証明書が必要です。
会社から証明書を二度ももらわなければいけない……ということを考えると、一度にまとめてしまった方が楽だと言えます。
金銭的に余裕があるならば、出産手当金は1回でまとめて受け取りたいところです。

 

出産手当金の申請書は全国健康保険協会のホームページからダウンロード可能です。
医師や助産師・会社側が記入する欄もありますので、書類の記入に時間がかかるでしょう。
可能であれば、お医者さんには入院中に書いてもらえれば、ベストです!

 

出産手当金の申請書は、職場で代行して申請してもらえます。
しかし、働いている職場によっても、申請方法は異なって来ますから、あらかじめ職場に確認しましょう。

 

また……出産手当金は、産休を開始した次の日から「2年以内」に申請しましょう。
それを過ぎてしまうともらえる金額が減ってしまったり、もらえなくなってしまう可能性があります!

 

もらえるまでに少し時間がかかる

 

出産手当金だけの話ではないかもしれませんが、給付金は振込までに時間がかかります。

 

出産手当金は一般的に、申請から1〜2か月程度で振り込まれることが多いようです。
ただし、もっと時間がかかるケースもありますし、もし書類に不備などがあった場合にはさらに時間がかかってしまうことが考えられます。

 

産前に産休に入った時から数えると、お金が振り込まれるまでにはかなりの日数がかかることになります。
出産手当金を当てにしていたが、なかなか振り込まれない! と焦ることがないように、出産手当金が振り込まれる前の生活費は、計画的に用意しておきましょう。

 

産休の手当は退職後にもらえるケース

 

出産を機に仕事を退職した! という、幸せ絶頂の人もいるかも知れません。
しかし、1つ疑問が湧いてきます。
退職した場合には出産手当金はもらえないのか?
という点です。

 

実は、退職していても、条件を満たしていればもらうことができるんです。

 

退職後でも出産手当金を受け取る条件は、以下のとおりです。

 

@退職日(資格喪失日)までの間に、1年以上継続して健康保険の被保険者になっているか
A出産予定日からさかのぼり、42日以内に退職している
B退職日に出勤していない

 

ちょっとわかりづらい条件かもしれませんね。
つまり、出産予定日よりも42日以上前に退職をしてしまった人は、出産手当金をもらうことができない、ということです。
退職日に出勤してしまった場合にも、もらうことができなくなります。
そのため、退職日には有休を消化するなどして調節するのが良いでしょう。

 

退職してもしっかりと出産手当金をもらえるように、職場と相談の上退職日を調整しましょうね。
詳しく相談したい場合は、出産時に加入していた健康保険の協会に問い合わせてみると良いかもしれません。

 

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育児休暇中に支給される「育児休業給付金」

 

ここからは産休後の手当金に関するお話です。

 

無事に出産が終わって、給付金を受けとってもそろそろ出産手当金の支給期限が終わってしまう……
という人も、安心して下さい。

 

育児休暇中には、育休の給付金が受け取れます。
育児休業中には、雇用保険から「育児休業給付金」がもらえます。
出産から時間が立って、出産手当金がもらえなくなっても、条件を満たせば、もうしばらく給付金を受け取れるのです。

 

 

おむつを履いた赤ちゃん

 

育児休業給付金を受け取れる条件は以下のとおりです。

 

@1歳未満の子どもがいる(支給期間の延長は2歳までできる可能性があります)
A健康保険に加入している(国民健康保険は対象外です)
B育休中に就業している期間が、1ヶ月に10日以下である
C育休前の2年間、1ヶ月に11日以上出勤した日が12ヶ月以上ある
D育休期間中の給料が、育休前の1ヶ月あたりの給料の80%未満である

 

他に紹介した給付金と比べると、すこし条件が厳しいかもしれません。
育児休業給付金は、育休が理由でなかなか仕事に復帰できない人を支援する制度、という認識でいましょう。

 

育児休業給付金の受け取り期間は、通常1歳までです。
しかし、保育所等に預けられない、などの正当な理由がある場合、最大で子どもが2歳になるまで支給期間を延長できる可能性があります。

 

育児休業給付金の計算方法は?

 

気になる育児休業給付金の支給額の計算方法を見ていくことにしましょう。

 

支給額は以下のように算出します。

 

・休業開始時賃金日額×支給される日数(通常は30日)×0.67(67%)
(出産後、半年経過してからは0.5(50%)になります。)

 

※休業開始時賃金日額って何? と思った人もいるかも知れません。
休業開始時賃金日額とは、会社側の提出する
「休業開始時賃金月額証明書」
という書類に記載されている、育休前の半年分の給料を、1ヶ月分に換算した金額のことです。
つまり、休業開始時賃金月額証明書に記載されている金額÷6で算出できます。

 

例えば、休業開始時賃金日額が10,000円、支給日数30日の人は、いくらもらえるのか計算してみましょう。

 

出産から半年以内であれば、10,000×30日×0.67201,000円
出産から半年以上経過していれば、10,000×30日×0.5150,000円

 

上記の金額が、1ヶ月あたりにもらえる育児休業給付金の金額になります。

 

育児休業給付金の申請手続きは?

 

育児休業給付金の申請には、以下の書類が必要です。

 

@雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書
A育児休業給付金支給申請書
B育児休業給付受給資格確認票(初回)
C出勤簿
D母子手帳
E育児休業給付金の風呂込み先の口座番号が分かる書類
Fマイナンバーが分かる書類

 

必要な書類を職場に確認しておくと良いでしょう。
これらの書類は、基本的には会社から、ハローワークへ提出することで、申請することとなります。

 

また、育児休業給付金をもらうためには、2か月に一度支給申請を行う必要があります。
事業主が、ハローワークから交付される「育児休業給付申請書」を、必要書類とともにハローワークに提出する、というのが一般的な流れです。

 

育児休業給付金は男性も対象となる

 

力持ちのお父さん

 

育児休業給付金は、ママだけではなくパパももらうことができます。
これは「パパ・ママ育休プラス制度」と呼ばれるものです。
パパもママも育休を取得する場合、条件を満たせば最長で1年間、育児休業給付金をもらうことができるのですね。

 

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子育てが始まったらもらえる「児童手当」

 

子供がある程度大きくなってきても、何かとお金はかかるものです。
小さいうちにはおむつ代やミルク代など。
もう少し大きくなると幼稚園や保育園、小学校の費用も大きな出費となるでしょう。

 

しかし、安心して下さい。
子育て支援の一環として、国から「児童手当」が支給されます。

 

児童手当は、0歳〜中学校卒業までの子どもが対象です。
義務教育が終了するまで、受け取ることができるのです。
比較的長い間もらえることになりますね。

 

下校する女子中学生

 

もらえる金額は、子供の人数や年齢、所得によって変わって来ます。
1ヶ月あたりの受取金額は以下のとおりです。

 

・3歳未満:1人につき15,000円
・3歳から小学生:10,000円(第三子以降は15,000円)
・中学生が10,000円

 

(※所得制限を超えている場合は子供の年齢に関係なく1人5,000円)

 

0歳〜3歳までの子供が最も手厚い金額を受け取ることができます。
手厚くそれ以降は少し金額が減りますが、それでももらわないと損をしてしまいますから、しっかりと申請を行いましょう。

 

上記は、1ヶ月あたりの支給額ですが、振り込みは毎月ではなく、3〜4ヶ月に1回まとめて行われます。
(地域によって支払い月などは変わって来ます)

 

児童手当の申請方法は?

 

申請は、住んでいる市区町村の役所へ行います。

 

申請の方法や必要な書類、申請時期などは地域によって異なる場合があります。
必ず、自分が住んでいる市区町村のホームページなどで確認をしてくださいね

 

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まとめ

 

エプロンの女性

 

妊娠中、産休中、育休中などにもらえるお金についてまとめてみました。
赤ちゃんが生まれると忙しくなりますし、寝不足が続くなどして体調がすぐれない日も多くなります。
給付金などの申請に関しては早めにチェックし、必要な書類をまとめたり、職場に質問があれば早めに質問をしたりして準備を進めておくと良いでしょう。

 

妊娠、出産、育児中のお金に関する不安があると、マタニティライフや子育てを楽しめなくなってしまうかもしれません。
これらの給付金や制度などを上手に利用し、収入に関する不安を払しょくしたうえでマタニティライフや子育てを楽しんでいきたいですね。

 

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